2025/03/29 19:47
【 漆ギャラリー青海波 】では受注制作のご依頼も承っております。
この度ご依頼を頂き、雅楽の楽器「笙」に立山連峰の蒔絵をさせて頂きました。
蒔絵制作者 / 松田真希
3月になり、輪島から富山に引っ越して来て一年が経ちました。
一年間季節や天気、時間帯などによって様々な姿を見せてくれる立山連峰を身近に感じながら、今回は「様々な青のシルエットが折り重なる立山連峰の姿」を蒔絵させて頂きました。
お客様のアイディアにより底の面は富山湾の深海をイメージし、緑の乾漆粉に貝を散らしたキラキラと奥行きのある表情になっています。
蒔絵の制作工程は、銀鈖、乾漆粉、色漆、微塵貝とマスキングシートを使用し、【粉を蒔いて→漆を塗って→研ぐ】を何度も繰り返し、最後は全体を均一に研ぎ上げて、磨き、艶を出して仕上げました。
手間はかかりますが、モヤがかかったような山のイメージと、この技法は上手くマッチしたのではないかと思っています。
全貌はこのような感じになりました。
これまで笙という楽器について全くの無知でしたが、今回のご依頼を頂いて初めてどのように音を出しているのかや、その音色、雅楽の他の楽器、さらにはもっと幅広い世界の楽器についても色々教えて頂いて、とても楽しい経験をさせていただきました。
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